前号まで→岩手まで武蔵坊を訪ねた山田、修行中の義経に会えず勧誘断念。そして大観衆の押しかける中スーパースターズのキャンプイン。星王・隼など山田の宿敵だった新入団選手混じって正体不明の猿が!?

先週号において名前のインパクトだけで僕のハートを鷲掴みにした猿渡猿。今週はそのサルが扉絵。サル横顔のアップがいやはやなんとも。。。先週の絵だけでもサルっぽい顔だってのはわかりましたよ。でもこの横顔と鼻は反則。完全なサルじゃないですか。今まで何冊もマンガ雑誌を買ってきましたが、扉絵だけで大笑いしたのは初めてですよ。おそるべき水島マジック。

今週サルは「キッ」としかしゃべってません。先週はちゃんとしゃべったのに。これからは見ざる言わざる聞かざるキャラを強烈に押してくるのでしょう。いや推測ですけど。いや先のことは全く読めませんが。それにしてもこのサルの「キッ」といい、殿間の「ずら」といい、足利の「ニヒヒ」といい、スーパースターズのミニモニ軍団は奇声ばっかり発しています。なんだか濃いキャラが集まってしまったなあ。3人とも。というか足利の「ニヒヒ」がどうも生理的に受け付けない。笑い方が下品で。しかもランニングしながら「声を出すなら金を出せ」って最悪。ヤバい、僕はこいつと友達になれないと思う。まさに高校野球の爽やかさの正反対のポジション。足利って高校の頃からこんなに濃い人でしたっけ? 足が速いのは覚えてるけどほんとチョイ役でしょ? それが今になって、しかも「スーパースターズ」で復活するなんて。というか、なんで今更足利が出てくるのかなってちょっとは思ってたのですが、こんなニヒルキャラという落ち所が待っているとは。やっぱりスーパースターズ穴無いや。

ということで練習開始。まずに打つのは星王。僕はドカベンは全部読んだけど、大甲子園は読んでないんですよ。だからこのキャラ知らない。そして投げるは隼。隼が投げて山田が捕るなんてありえない光景だよなあ。BT 学園なんて一回しか対戦してないんだけど、2年の夏ってのは敵が全部強かったら全部印象に残ってる。この BT 学園も手強かったし、横浜にもギリギリで逆転した感じだし、不知火攻略も一番苦労してた気がする。結局唯一優勝できなかったのが2年の夏なんだけれども、弁慶学園に負けるまでの道のりも相当キツいものがありましたよ。

あー、で、なんの話でしたっけ? BT学園の隼ですね。小学生の頃ブルートレインマニアだった僕にとって、はやぶさは一番好きなブルートレインでしたよ。24系25型の車両とかめちゃめちゃ萌え萌えですよ。まあいいや。隼の投球フォームってやけに手足が短く見えませんか。それが高校の頃と丸っきり一緒で感慨深かったですよ。でも打たれる。理由は昼間だから。ただそれだけ。星王も DH だけあっていい当たりするなと思っていたらあっさりサルが捕る。飛び方もサル。捕った後の姿勢もサル。でも、なんか、この一連の動きを見てると、猿というか獣のような野蛮さは感じないんですよ。もっと洗練された、スポーツの体の動きの美しさというか。51ってイチローの背番号でしたっけ? それに近い野球センスの持ち主かもしれません。

と、感動しながらページをめくってみたら、星王とフォアマンのコメント。「なんて身の軽さだ(略)」と普通のコメントの星王に対して、フォアマンのコメント「スピーディ  クイック  モンキー」。 !!!!!!!!!!!!!!  「スピーディ  クイック  モンキー」!!!!!!!! 「スピーディ」!!!!!!!!「 クイック」!!!!!!!!「 モンキー」!!!!!!!! 「スピーディ」も「クイック」も「モンキー」も一つ一つは全然新しくない言葉なんだけど、それを3つ並べると スピーディ  クイック  モンキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 途端にありえない言葉が湧いてきてしまいました!!!!!!!!いやあ、今までフォアマンって根はマジメな野球人だと思ってたのですが、この一言でスーパースターズの一員であると僕は認めましたよ!!!!!!!!もうさあ、「メジャーじゃなくて3Aだから大したことない」とか「むしろ日本人よりパワーが無い」とかみんなそんなことばっかり言ってるけどそうじゃないんだよ!!!!!!!!打順とかすげー下の方になるかもしれないし、一塁の守備なんてむしろ土井垣が監督と兼任したっていいんだよ!!!!!!!!でも「スピーディ  クイック  モンキー」はこのハリー・フォアマンにしか言えないところのセリフなのですよ!!!!!!!!やっぱりスーパースターズ穴無いや。